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和洋折衷の仏壇製作 長浜の業者
ステンドグラスを使った浜仏壇を製作するのは、同市小堀町の浜仏壇製造・販売業、内藤太勧さん(45)。二年半前、妻の方于(まさこ)さんが長浜名物の黒壁ガラスをヒントに、ステンドグラスの採用を提案したのが始まり。内藤さんは、黒壁ガラスの職人に特注したステンドグラスを組み込んだ浜仏壇をこれまでに三棟製作した。 天井と左右の脇戸(わきど)がステンドグラスで、内側から電灯で照らすと、浜仏壇の特徴である社寺本殿建造物に似た宮殿(くうでん)が幻想的に浮かび上がる。「金箔(きんぱく)天井だと、宮殿の立派な屋根が映えないが、ステンドグラスだときれいに照らし出され、仏壇の暗い印象も変わる」と内藤さん。 すでに二棟が売れ、九七年春に購入した岐阜県関ヶ原町今須の特別養護老人ホームの場合は「お年寄りのやすらぎになるよう、明るいイメージの仏壇を」との希望で、天井に青竜と、脇戸に琴や琵琶などの楽器をデザインしたステンドグラスを配した。 浜仏壇は江戸時代初期からの歴史を誇る。長浜八幡宮の神輿(みこし)や長浜曳山祭の曳山などを代々制作してきた長浜の大工、藤岡和泉家が発展させた。内藤さんは「浜仏壇はいつの時代も、職人が工夫を凝らし豪華に変えてきた。平成の長浜に合った浜仏壇があっていい」と、「平成の浜仏壇」作りに意欲を見せている。 |